カテゴリー「G.P.シネマ’46~’49」の7件の記事

2005/12/22

悪魔の美しさ

La Beauté du Diable 〈フランス〉
撮影時期1949年7月~8月 パリ公開1950年3月 時間約91mindiable33

監督 ルネ・クレール
脚本 ルネ・クレール
撮影 ミシェル・ケルベ
美術 レオン・バルザック
音楽 ロマン・ヴラド
出演
ミシェル・シモン(老ファースト/メフィスト・フェレス)
ジェラール・フィリップ(メフィスト・フェレス/若ファースト
ニコール・ベルナール(マルガリータ:旅芸人・ジプシー?占い
カルロ・ニンキ    (王)
シモーヌ・ヴァレール (王女)

◇ルネ・クレールが、悪魔に魂を売ったファースト伝説を元に新しく脚色した作品。
私の評価 ★★★★★★★☆
ミシェル・シモンとジェラール・フィリップの演技が光る作品。この二人の好演技で★7.5。
マルガリータ役ニコールは悪くないけど、もう少し存在感がほしいと思った。王女役シモーヌの方が印象に残った。 
      
以下 物語(概略) 感想 など

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2005/12/18

パルムの僧院 〈完全版〉

La Chartreuse de PARME 〈完全版〉
〈1947・フランス〉パリ公開1948年5月
parme 撮影時期〈1947年3月~9月〉時間173min

監督:クリスチャン=ジャック
原作:スタンダール
脚本:ピエール・ヴェリ/クリスチャン=ジャック
撮影:ニコライ・エイエ
美術:ジャンドーボンヌ
音楽:レンツォ・ロッセリーニ
出演
ジェラール・フィリップ(ファブリス・デル=ドンゴ侯爵)
マリア・カザレス(ジーナ:サンセヴェリーナ公爵夫人)
ルネ・フォール (クレリア・コンティ:看守・将軍の娘)
ルイ・サルー(パルム大公)  リュシアン・コーデル(警察長官ラッシ)

私の評価 ★★★★★★★★
スタンダールの長編を甥のファブリスに対する
未亡人ジーナ(サンセヴェリーナ公爵夫人)の愛、ファブリスと将軍の娘クレリアとの恋愛を軸に、陰謀、策略などが織り込まれ、パルムの政情も入り、3時間近くある映画であるが見飽きることがなかった。視点をファブリスに当ててもいいし、ジーナに当てても、パルム大公でもおもしろいので評価8とした。デジタル・リマスターしてほしい作品。

◇ワーテルローの戦いが終わり、ファブリスはパルムへ馬を走らせる・・・。パルムは、横暴でわがままな大公により統治されていた。

            以下 物語・感想 ネタバレ注意

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2005/12/09

すべての道はローマへ

Tous les chemins mènent à Rome
撮影時期〈1948年9月ー11月〉フランス
rome01-01監督:ジャン・ボアイエ
脚本:ジャック・シギール
撮影:クリスチャン・マトラ
音楽:ポール・ミスラキ
美術:レオン・バルザック

パリ公開 1949年9月   時間 90min
出演:ジェラール・フィリップ(ガブリエル・ペガス) ミシュリーヌ・プレール(ローラ・リー:女優)
    マルセル・アルノルド (エルミーヌ:ガブリエルの姉)

◇ハリウッドの追いかけコメディーのフランス版〈肉体の悪魔〉を演じた二人がドタバタ的コメディーを演じているギャップが楽しい
私の評価 ★★★★★★★
ストーリーも面白い。ジェラール、ミシュリーヌ、マルセルも楽しい!ただ、何となく映画のリズムみたいなものが、ワンテンポ遅れるような感じを受けるときがあったのでそれが残念。もっと軽快に展開していたらすごく楽しかったのに~というところで、3人の演技力に+1ポイント増して、評価 7。   以下あらすじ・感想 ネタばれ注意

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2005/12/07

美しき小さな浜辺

UNE SI JOLIE PETITE PLAGE
《1948年 フランス》 時間90min
40監督:イヴ・アレグレ
脚本・台詞:ジャック・シギール
撮影:アンリ・アルカン
音楽:モーリス・ティリエ
美術:モーリス・コラソン
出演:ジェラール・フィリップ(ピエール)
  ジャン・セルベ(フレッド)
 マドレーヌ・ロバンソン(マルト:ホテル従業員)
 ジャーヌ・マルカン (ホテルの女主人)
撮影時期:1948年5月~7月

私の評価 ★★★★★★★★
坦々と綴られ、娯楽性がある映画ではないが、見終わった後 日が経つにつれ じわじわと印象深く感じてくる秀作なので高評価8。(情景が目に焼き付いているのだ)

◆戦後間もないと思われるフランス社会の断片を情景的に表現した、サスペンスタッチのシリアスドラマ。何も知らないまま観るのがベスト(何も知らず観たので良く感じたのかも・・・。)
                    以下ネタばれあり

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2005/12/01

肉体の悪魔 《1947年》

le_diable_au_corps1111 Le Diable au Corps 
《1947年フランス》
監督:クロード・オータン=ララ
原作:レイモン・ラディゲ
   夭折の作家・享年20歳
脚本:ピエール・ボスト/ジャン・オーランシュ
撮影:ミシェル・ケルベ
音楽:ルネ・クロレック
撮影時期(1946年9月~11月)時間約120min

出演:ジェラール・フィリップ(フランソワ)      ミシュリーヌ・プレール(マルト)
    ジャン・ドビュクール(フランソワの父親) ドニーズ・グレイ(マルトの母親)                                                     
私の評価★★★★★★★★☆(8.5)
 青春恋愛映画としてなかなかの名作と思う。1918年ごろの話なので、この当時の結婚適齢期は女性は18~20歳ぐらいではなかったかと考えると当然男性も年齢のわりには、大人っぽかったのでは・・と思う。17歳の少年と20歳ぐらいの軍人の妻の恋愛はありかも。二人の好演も含めて評価は高い。本当は9以上でも出したいのだが、本編中一連のシーンなのに洋服が違うことに気づいてしまったところが3カ所あったのでこの評価。

物語は第一次世界大戦中、フランソワ(16歳後半~17歳)とマルト(軍人と婚約中~結婚)の恋愛ドラマであり悲恋である。以下ネタばれ

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2005/11/27

白痴

32wakuL’idiet 《1946年フランス》

監督:ジョルジュ・ランバン
脚本:シャルル・スパーク
原作:フョードル・ドストエフスキー
撮影:クリスチャン・マトラ
音楽:モーリス・ティリエ
美術:レオン・バルザック
撮影時期(1946年2月~3月)時間96分

出演:ジェラール・フィリップ(ムイシュキン公爵)エドウィージュ・フィエール(ナスターシャ)
    リュシアン・コエデル (ロゴージン)        ナタリー・ナティエ(アグラーヤ)
私の評価 ★★★★★★★★
  ドストエフスキーの長編小説を分かりやすくシンプルにまとめ、しかも洗練されているように感じたので、高得点。

美しいナスターシャを中心に、商人ロゴージン、聖なる人ムイシュキン公爵との話にまとめ、そこにアグラーヤが絡む。三角関係?四角関係?といった男女の恋愛劇のようなドロドロ感は受けない。公爵・ナスターシャ・ロゴージンのそれぞれの哀しみを考えさせられた作品。またロシア貴族社会の崩壊を感じさせられた作品でもある。(続く以降ネタばれ注意)

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2005/11/26

星のない国

11 Le  Pays sans Étoiles 《1946年フランス》

監督:ジョルジュ・ラコンブ
脚本:ピエール・ヴェリ ジョルジュ・ラコンブ
原作:ピエール・ヴェリ
撮影:ルイ・パージュ
音楽:マルセル・ミルーズ
美術:ロベール・ギー  ロジェ・ユベール
出演:ジェラール・フィリップ (シモン/フレデリック)
    ジャニー・オルト    (カトリーヌ/オーレリア)
    ピエール・ブラッスール (ジャン=トマ/フランソワ=シャルル)
撮影時期(1945年7月~8月)          時間:106分
私の評価 ★★★★★★★★
昔の映画なのにストーリーが思っていた以上に面白かったので10点中
8の高評価。
 
この映画は、最初に説明が入ってる。
『人には前世が?あるでしょうか? 初めて訪ねた場所なのに なつかしいと思ったことはありませんか』
『これは主人公が転倒し、それをきっかけに幻覚をみて自分の過去を発見していく物語です・・・』
本編は、《見知らぬ土地の岸辺に奇妙な足跡が見つかった。だが調べれば調べるほど それは自分たちが残した足跡なのだった・・・》から始まる。

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