« ALWAYS続・三丁目の夕日 | トップページ | エリザベス : ゴールデン・エイジ »

2008/02/11

ケス (1969)

Kes01 KES (1969年 イギリス 112min)
監 督:ケン・ローチ
原 作:バリー・ハインズ
脚 本:ケン・ローチ
    バリー・ハインズ
    トニー・ガーネット
撮 影:クリス・メンゲス
音 楽:ジョン・キャメロン
出 演
デヴィッド・ブラッドレイ (ビリー・キャスパー/少年)
リン・ベリー       (ビリーの母)
フレディ・フレッチャー (ジャド/ビリーの兄)
コリン・ウェランド    (ビリーの教師)

イギリス(ヨークシャー地方)の寂れた炭坑町。
少年ビリーは、母と炭坑で働く粗野な兄と三人暮らし。父は蒸発している。
学校では落ちこぼれのビリー。
貧しいながら、彼なりに現実を受け止め、逞しく生活している。
ある日、鷹の雛を発見!調教に興味を示す。ビリーは調教本を手に入れ独学で学習し、雛に“ケス”と名付け、手名付けていく。ケスとの交流が彼にとって唯一の楽しみだった・・・。

ケン・ローチ監督(「麦の穂をゆらす風」など)の初期の作品。
少年と“ケス”との交流の輝きを通しながら、炭坑町の労働者階級のこどもたちの生活状況をリアルに描いている作品。

私の評価 ★★★★★★★★ 8.0
子供に関心を持たない母親と粗野な兄との貧しい生活、学校生活などの現実がリアルに描かれている。その反面、森と草原の美しさ、ケスを調教している時のビリーとケスの輝きが、現実が粗末な生活故に、いっそう印象深く感じられる作品だった。そう、その対比が素晴らしいと思った作品。

娯楽性は感じない作品であったが、なぜか、魅入ってしまった作品なので★8.0。

学校でも落ちこぼれで、教師からも問題視されているビリーが、教壇に立ち、ケスの調教の事について話すシーン話していくうちに次第に自信に満ちていくに心を動かされた。

ラストがあまりにも現実的で、リアリティーに満ちている。
ビリーはこれからどう生きていくのか?・・・
虚しさを感じる作品でもあった。
もう少し、教育が良かったら、より生徒に理解を示す教師がいたら・・・労働者階級のこどもたちもそれぞれに、道が開けるかも・・と思う気持ちが沸いた作品。

|
|

« ALWAYS続・三丁目の夕日 | トップページ | エリザベス : ゴールデン・エイジ »

シネマ <カ>」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/156314/40085974

この記事へのトラックバック一覧です: ケス (1969):

« ALWAYS続・三丁目の夕日 | トップページ | エリザベス : ゴールデン・エイジ »