パンズ・ラビリンス (2006年)
Pan's Labyrinth (2006年 スペイン・メキシコ 119min)
監督:ギレルモ・デル・トモ
脚本:ギレルモ・デル・トモ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
編集:ベルナ・ヴィラプラナ
美術:エウヘニオ・カバレオ
音楽:ハヴィエル・ナヴァレテ
出演
イヴァナ ・バケロ (オフェリア)
セルジ ・ロペス (ビダル/フランコ政権・大尉)
マリベル ・ベルドゥ (メルセデス/駐屯地での賄い婦、オフェリアの理解者)
アリアドナ・ヒル (オフェリアの母/ビダル大尉と再婚、妊娠中)
2006年(第60回)英国アカデミー賞:
外国語映画賞・衣装デザイン賞・メイクアップ&ヘアー賞 受賞
2007年(第79回)アカデミー賞:
撮影賞・美術賞・メイクアップ賞 受賞
他 たくさんノミネート及び受賞した、ダークファンタジー作品。
《あらすじ》
1944年スペイン。 スペイン内戦後フランコ将軍の政権になっていたが、未だ、レジスタンスは森の奥にも潜み抗戦は続いていた。
ビダル大尉は、レジスタンスを制圧すべく、森に駐屯し、そして、再婚した出産間近の妻とその連れ娘オフェリアを駐屯地に呼び寄せる。
オフェリアは、ビダル大尉の元に来ることを拒んでいた。好きになれなかったのだ。
ファンタジーが大好きなオフェリアは、森で妖精と出会い、その妖精は、パン(牧神)の元に誘う・・・。
パンは、オフェリアのことを 地下にある魔法の王国のプリンス、モアナ姫だという。
モアナ姫は、地上に出て記憶を失ったと。
満月の夜までに、三つの試練を成し遂げれば、父と母が待つ魔法の王国に帰ることが出来ると、「道を標す本」を渡され、 オフェリアはその試練に挑戦していくのだった・・・。
一方、産み月に近い母の容態は良くなかった。心配するオフェリア。
駐屯地の中で、賄い婦のメルセデスだけは、オフェリアの良き理解者だった。
母の容態を見てくれている医師とメルセデスは、レジスタンスの仲間。偶然にそのことを知ってしまうオフェリア。彼女はビダル大尉には内緒にしているが、医師、メルセデスにも危険がせまるのだった。
少女オフェリアのダークなファンタジーと現実世界の出来事が絶妙に折り重なり、語られていくスペイン内戦後の哀しい物語。
《感想など》
私の評価 ★★★★★★★★☆ 8.5
妖精やパン(牧神)などが出てきますが、美しい生き物ではなく、グロテスクな生き物です。それ以上に、ビダル大尉などの政府軍の拷問はもっと残虐的!思わず目を覆いたくなるシーンも結構ある作品。 少女オフェリアが現実の世界から逃避したいが為、ファンタジーの世界に迷い込んだようにも見える作品であり、とても切なく哀しい。
スペイン内戦後の混沌とした世界がしっかり描かれている作品だと思った。ずしりと心に残る作品であったので、高評価★8.5。 何度でも見たいと思うような作品ではなく、一度見ると忘れられない作品。
“PG12”となっているので、小学生以下は保護者同伴ということですが、小学生には見せたくない。もう少し大人になってから見てもらいたい作品。
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